ある日の出来事
変な会話をしている女子高生がいた。
A「ねぇねぇねぇ、ちょっと聞いてよ!過マンガン酸カリウムってカッコよくない?」
B「あんた何言ってんの?」
A「過マンガン酸カリウムだってよ~。カッコイイ~♪」
B「・・・・・」
A「ねぇ!ニクロム酸カリウムっていうのも、カッコイイよね?」
B「あんたの感覚がわからないわ・・・」
どうやら化学かなにかの話をしているらしい。
しかし、現物の薬品を見ているわけでもなく、写真を見ているわけでもない。
よくよく話を聞いていると、名前の響きがカッコイイというような話のようだ。
きっと、このコは、過マンガン酸カリウムの水溶液を見たら、「グレープジュースみたいで美味しそう~♪」とか言うんだろうなぁ・・・。
その近くで、ヨン様の話題をしているおばさんがいた。
ヨン様といえば、「ぺ・ヨンジュン(裴容浚)」(32歳)。
1972年8月29日生まれの乙女座のO型。
こんなことを覚えている自分は「林家ぺー」かよと小一時間(笑)。
まぁ『ぺ』つながりということで・・・。
それはさておき、ふと、『「ぺ・ヨンジュン」は、結婚しているのだろうか?』と思った。
『もし、「ぺ・ヨンジュン」と「菅井きん」が結婚したら・・・
「菅井きん」は、改姓して「ぺ・きん」になるのかぁ~。
日韓合作で中国ができるのかぁ~。アジアンドリームだなぁ~。』
などと考えてしまう自分に天晴れ(笑)。
国際結婚で、ふと、思い出したのが、外国人の帰化姓のこと。
よく、外国人が日本に帰化した時、当て字の苗字をつけることがある。
(例えば、ブラジルサッカー選手の『サントス(三都主)』とか。)
また、全然違う日本名をつけることもある。
(例えば、明治の文豪『ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)』とか。)
このとき、実は、使用できる漢字に制限があるのだ。
外国人が帰化した時に使えるのは、常用漢字、人名用漢字、人名用漢字許容字体のみ。つまり、国字(和製漢字)や旧字体などは使用できないのだ。
もちろん、、「ぺ・ヨンジュン(裴容浚)」の『裴』も、常用・人名いずれの漢字でもない(ちなみに『裴』はJIS第二水準文字)ので、ヨン様がたとえ帰化しても、『裴』姓は名乗れない。
このことを逆手に取ると、色々な人の姓を見て、純粋な日本人か帰化した日本人かの可能性を見ることが出来る。
例えば、『斉藤』や『渡辺』という苗字には『斉藤』『斎藤』『齊藤』『齋藤』や『渡辺』『渡邊』『渡邉』などといった書き方がある。
このうち、戸籍上の苗字が『齋藤』『齊藤』や『渡邊』『渡邉』である人は、間違いなく純粋な日本人である。(この場合の『純粋な日本人』といのは、戸籍上の話であって、日本人種の純血種というわけではなりません)
なぜならば、『齋』『齊』や『邊』『邉』は旧字体であり、帰化姓では使用できない文字なので、外国籍から帰化した人は、これらの苗字であるはずがないからである。
逆に、戸籍上の姓が『斉藤』『斎藤』や『渡辺』ならば、帰化している可能性がある。もっとも、旧字体が煩わしいので、申請して戸籍上の苗字を新字体にしている人も多数いるので、新字体だからといって帰化姓であるとは限らない。ただ単に、帰化姓の可能性があるというだけだ。
あなたの戸籍上の姓はどうなっていますか?もし新字体であれば、遠い昔は、外国にいたのかもしれませんよ。
PS.タイトルが何のモジリだかわかる人は、相当な藤本ファンです(笑)。