写真は、学問の神様「菅原道真」公を奉っている『大宰府天満宮』。そこの名物といえば『
梅ヶ枝餅(うめがえもち)』ですね。もち米粉の皮の中に、こし餡orつぶ餡が入っている饅頭で、1個105円で売っています。梅ヶ枝餅を売っている店は、大宰府天満宮周辺だけで40件以上あります。
梅ヶ枝餅の由来ですが、こんな風に語り継がれています。菅原道真公が大宰府の榎寺に左遷されて不遇な生活をしていた際、安楽時の門前で餅を売っていた浄明尼という老婆が、道真公の境遇に同情し、自分の店に迎え入れたり、餅を道真公の元に持参したりして、道真公の無聊を慰めたといいます。道真公が亡くなった際、彼の好物であったこの餅を、梅の枝にさして(または梅の枝を添えて)棺桶に供えて送ったそうです。この故事に習って、『梅ヶ枝餅』という名前で売り出され、この餅に道真公の霊が通じたのか「梅ヶ枝餅を食うと病魔を防ぐに特効がある」というので有名になりました。