先日、心霊相談を受けました。家で写真を撮ると、心霊写真が撮れるということで、早速、写メールで4枚(4種類)の写真を送ってもらったのですが、どういうわけだか、4枚とも同じ写真になってしまいました。送信方法は間違っていません。にも関わらず、4枚とも同じ写真で、その写真は、相談者の背後に男性の霊が2体、女性の霊が1対写っていました。特に、男性の霊はハッキリと写っており、あまり良い感じのするものではありませんでした。
早速、この3体の霊が写っている写真を、霊能者の元に転送して見てもらいました。ところが、どういうわけか、私が転送した写真は、私が見たものではなかったのです。別の心霊写真が送られたのです。その写真は、相談者が私に送ったハズの写真でした。
除霊して欲しいということだったので、霊能者を引き連れて、その方の家に行って来ました。
現場は、磁場が狂っていました。近くにある大きな鉄塔の影響が大きいのだと思いますが、一般に、磁場の狂っている場所は、心霊現象が起こりやすく、この土地も、実は交通事故の多発地帯で有名な場所でした。
部屋に入るなり、左手に痛みが・・・。私の場合、霊を感じると、左半身に痛みや重みを感じます。手や腕の痛みなら、たいして悪い霊ではないのですが、心臓が痛み出すと、相当悪い霊だということになります。以前、八王子中央病院が廃墟だったころ(10年くらい前の話)は、裏側の道から行ったら、物凄く心臓を締め付けられる感覚に陥りました。そのときは、5人中、3人がグロッキーな状態になるほどでした。関東では最強の心霊スポットだったと思います。私も色々なスポットに行って来ましたが、あんなに凄いところは、いまだかつてありません。
さて、今回の家の場合は、左手(正確には左ヒジ)の痛みだけなので、そんなに強力な霊ではありません。しかし、リビングにあるガラス棚の中をみてギョッとしました。おびただしい数の人形が、ガラスの棚の中に敷き詰められています。飾ってあるのではなく、敷き詰められているのです。物凄く窮屈そうにしており、とても人形が大事にされているとは思えない状態でした。
私が感じたのは、その中にある一体のフランス人形でした。人形の命ともいえる顔の部分を、他のぬいぐるみに押しつぶされた状態で、それでもなお、恐ろしい目でこちらを見ています。とても凝視できる状態ではありませんでした。
霊能者が結界をはる中、私は、ひたすら『人形がヤバイ、あのフランス人形がヤバイ、うわ~キツイ』と訴えました。霊能者もその人形に対し、何かを感じていたようで、相談者に人形を外に出すように指示しましたが、相談者もその人形を触るのがイヤでイヤで仕方ないといいます。元々は、外に飾ってあったのですが、相談者がその人形が怖くて、ガラス棚に封じ込めたのだといいます。
霊能者が人形を外に出してイスに座らせた瞬間、周りの空気が変わりました。さっきまでの陰鬱で、澱んだ空気が嘘のように晴れ、すっきりとした軽い空気になったのです。そして、人形の気持ちが私に伝わってきて、私も思わず微笑んでしまいました。彼女は、外に出たがっていたのです。人形が喜んでいるのがわかりました。
そうしている間にも、霊能者による除霊作業は続いています。霊道を塞ぎ、悪い霊が入ってこないように印を踏んだりしています。霊能者が気合を入れる声が響く中、私は、人形の穏やかな気持ちを感じていました。
全ての除霊作業が終わり、人形の中にいた霊をはじめ、その地にいた地縛霊や浮遊霊が祓われました。いくつかの霊が現れたり漂っていたりしたようですが、私は、その人形の霊というか魂が浄化されたことが一番良かったのではないかと思いました。
それから、家の鬼門にある大きな鏡、霊道に置かれた合わせ鏡・・・おかしなところがいくつもある家でした。また、その家は、家の中心辺りに神棚があるのですが、長いこと放置されており、手入れされていないようでした。やはり、神棚や人形を粗末に扱う姿勢が、心霊現象という形で現れたのではないかと思います。
今回、きちんとお祓いをしてもらったということで相談者は安心していました。きっと、これから運気が良い方向に向いていくと思います。